歯科技工士とは、歯科医師の指示に従って、入れ歯(義歯)、さし歯、冠(クラウン)、歯並びを治すための矯正装置の製作や修理等を行います。現代の歯科医療の一端を担う、歯科医療においては欠かせない医療技術者です。
近年の歯科医療の進化と歯科医療の分業化にともなって、歯科技工士には非常に高度な精密技工技術と審美感覚が求められるようになってきています。
また、歯ならびや歯のかたちや色などに対する審美的な要求も多く、その要求に応えるためセラミックス(せともの)やキャスタブルクラウン(ガラスを溶かして歯のかたちを作る)など、患者さんのニーズに応えるため新素材の研究や開発が進められており、そのための日々の研鑚が歯科技工士にとって必要となっています。
髪の毛一本でも口の中に入ると、違和感があり大変不愉快なものです。そんな敏感な口の中に、義歯や冠(クラウン)を天然歯と同じように作るのですから、歯科技工には微細な技術や学問的裏付けが要求されます。
現在の歯科医療では、歯がなくなることでかむ能力が低下しますと、全身的健康が阻害されるといわれています。それらを防ぐためにも、歯ならび、かみ合わせのバランスを考えることが重要ですし、冷静な判断力と技術力が歯科技工士には求められています。
歯科医院によっては、院内に歯科技工士のラボ(技工室)があるところがあります。
診療室の中にラボがあると、患者様の様々なご要望に対して即対応できるというメリットがあります。
歯科技工士自身が患者さんの歯や歯茎の色を見ながら、補綴物(冠や充填物等)の作成ができるので、正確かつ迅速に対応できるのです。外部のラボに依頼すると、どうしてもセミオーダーになるため、的確に患者さんに合ったものができなくなりますが、院内ラボがある医院だと、完全なオーダーメイドの対応が可能になります。
ちなみに、院内に技工士ラボがあるのは5%程度と言われているので、非常に少ないです。当院では、技工士ラボを併設していますので、患者さんのご要望に密に対応することが可能です。